こんにちは、ずっと独学で頑張ってる人です。
2019年12月現在、こんな感じに変化してます。
で、こういう比較記事って「独学でも絵は余裕!」みたいな内容が多くて、僕も似たようなこと言おうと思ってたんですけど
真面目に独学しはじめて一年も経つと、これがいかに大変なことか少しずつわかりはじめてきました。
なのでこの記事では正直に言います…!
おそらくほとんどの人にとって独学は難しいですよ!
これが現実…!
なぜなら、独学というのは
『理想の絵』『達成へのプロセス』『現在のレベル』『飽きずに続ける方法』『挫折した時の対処法』などなど、全て自分で調べ考えながら努力し続けないといけないからです…!
目次
独学が向いてない人
まず、僕が『独学では上達できない』と思うのは、次のような特徴を持った人ですね
目的が曖昧な人
上手くなってどうしたいのか?が曖昧な人って、「辛くても頑張りたい」と思えるほどの理由がないので、一度挫折するとそのまま辞めてしまいがちなんですね。
絵は、ただ同じ練習繰り返してレベルアップできるほど単純ではないんですよ。一度はどこかでつまづきます。
なので、挫折に対する耐性が低い人には難しいと思います…
目標を決めてない人
目的と目標の違いってわかりますか?
『イラストレーターになりたい』『有名同人作家になりたい』みたいな最終的にたどり着きたいところが目的で、目標は「そのためにどれくらいのペースで何をどれだけやるのか?」という具体的な数字で表せる指標です。
目標を決めてないと、漫画家になりたいのに一日をゲームで終えるみたいな、『言うことだけは立派だけど、必要な努力をしない人』になりやすいです。
自分をコントロールできない人
たとえ目標を決めたとしても、怠け癖がある人には独学はむずかしいです…!
一人で頑張るということは、誰に言われずとも絵を描き続けないといけないということ。
テレビやネット、ゲームにアニメなどに時間を使いがちな人は、そのぶん絵に使える時間が少なくなりますし、最悪飽きて手を付けなくなります。
自分のレベルを測れない人
絵を上達させるってどういうことかというと、『理想と現実のギャップ』を埋めていくことを意味します。
レベルを上げて物理で殴るだけじゃダメなのです。敵を知り己を知った上で、勝つための対策を練らないといけないのです。それが上手い絵を描くということなのです。
「自分の絵とプロの絵の違い」をしっかり見つめることができない人は『言うことは偉そうだけど、全然上達しない人』になりがちです!
他人の意見に左右される人
他人の意見を参考にすることは大切なのですが、左右されてしまう人は注意したほうが良いです!
他人はあくまで他人なので、あなたの好みや目指すところを100%理解しているわけじゃありません。
あなたを100%理解していない人の意見を盲信していては、一向に『描きたい絵』にはたどり着けない可能性があります。
ましてや独学の場合は、『信頼できる教師』ではなく『ネット上の意見』を当てにしないといけません。あなたを1%も理解していない単なる一個人の見解に左右されていては、独学なんて上手くいくはずがないのです…
というわけで僕の意見も、あくまで『参考』にしてくださいね!
独学で絵を上達させるにはどうすれば良いか
独学に向いてない人は、自分で考えることが苦手です!
もちろん、これだけ技術が発達した社会ですから。ネットを使えば自分で考えずとも生きることはそう難しくありません。
しかし絵においては、「自分で考えられない」ってかなり致命的です…
どうしてかというと『あなたの描きたい絵は、あなた以外誰も知らないから』です。
独学でやる以上あなたには『どんな絵が描きたいか確認し、それに必要な努力を明確に示してくれる先生』はいません。(もっとも、美大や専門学校でもそこまでしてくれる人は稀でしょうが)
また、ネット上には色んな上達法がありますが、それらは不特定多数に向けられたものです。ピンポイントであなた好みの絵を再現する方法を教えてくれるサイトなんてないのです。
あなたの好みは、あなたしか知りません。
自分で考えないと、いくら他人の意見を鵜呑みにしたところで一生描きたい絵にはたどり着けないわけです。
なので、自分で考える癖を付けることが大切です!何を考えれば良いかというと、こちら
絵を上手くなりたい理由を自分に問う
「いやいや、上手くなりたい理由なんかなくても絵は上達できるよ(笑)」って言う人は、美術部だったり美大に通ってたり、周りの友人にクリエイターが多かったりして、環境が良い感じに整っていたパターンです。
独学でやる以上、あなたを導いてくれる教師も、夢を語り合う友も、負けたくないライバルも何もいません。
スポーツや勉強の世界では、ライバルやコーチがいることの重要性がしばしば問われていますが、絵も同じだと思うんですね。
これがいないとなると、それはある種のハンデとなります。
このハンデを克服するには、一人でも頑張りたい理由が必要です。
なのでまずは『絵を描く理由』を自分に問い詰めたほうが良いですね。
『自分だけの世界観を表現したい』『他人に喜んでもらえたのが嬉しかった』『憧れているイラストレーターがいる』などなど理由は人それぞれだと思います。
ただ、一般的すぎる理由はあまり良くないかもしれません。
『有名になりたい』『クリエイターになりたい』『ただの会社員になるのが嫌だ』そういう理由で描くのも悪いとは言いませんが、「それはわかったけど、なんで『絵』を選んだの?」と言われて言葉に詰まるようだと、やがて「別に絵じゃなくても良くない?」ということに気づいてモチベーションが消え失せます。
自分の画力レベルを測る
絵には『誰でも確実に上手くなる方法』なんてものはありません。
上手くなるには、「自分には何が足りなくて、どうすれば足りないものを埋めることができるか?」を考えながら、最適な練習方法を選択していく必要があります。
自分が今、どの程度の画力なのか?に無頓着な人は、自分の絵の改善点が見えてなかったりするので、プロの絵(目指す絵)と違って、何がダメなのか?を考えるのは大切です。
毎日、あるいは毎週何をすべきか決める
志だけ立派でも、「そのために今、何をすべきか?」が思いつかない人は失敗します。
毎日、あるいは毎週できる努力を考えてください。
「毎日模写をやる!」でも「一週間に一枚イラストを描く!」でも良いです。
練習法をまとめた記事もあるので、参考にしてくださいね!
独学が上手くいく人は、描きたいものに近づこうとする人
「自分はどんな絵が描きたいのか」がわかっていて、そのために努力できる人は上手くいくと思います。
たとえば
神絵師になりたいけど、どんな絵が描きたいかわからないA君と、
好きなイラストレーターと同じ絵が描きたいB君。
どっちが早く上達するかというと、B君なのです。
なぜかというと、B君には「理想の絵」が見えてるからです。
見えないもの追うより、見えてるもの追うほうがはるかに楽ですよね?『描きたい絵』があることは、大きなアドバンテージなのです!
でも、プロの絵を目指したらいわゆる『絵柄パク』って言われない?
真似しようとしても、大抵どこか違う絵になるので大丈夫だと思います。仮に言われても気にしなければ良い話ですし
というわけで、独学に向いているのは『自分の描きたい絵を常に見つめ、どうすればそこにたどり着けるかを考えられる人』でした!
ちなみに、独学に向いていなくてもそんな心配することはないと思います。
『独学で上達させよう!』なんて意気込まなくても、絵って描いているだけでも少しづつ上達していきますし、上達しなくても楽しく描いている人はたくさんいます。
あるいは、独学が難しいなら専門学校や美術教室に通う手もあります。中にはメールを飛ばせばアドバイスしてくれる優しい人もいるので、『一人で頑張ろう』と思わなければ独学に向いてなくても絵を上達させることは可能です。
僕も、Twitterとかで質問された時はなるべく真面目に返してるので、行き詰まったら利用してくれて構わないですよ
恥ずかしがらずなんでも聞く人は、わりと賢いよね
私も絵がうまくなりたいです。
どうしたらスピードアップできますか。
スピードアップは要領が良くないと難しいと思います…
自分は要領が悪いので、10年かかる計算で地道に頑張ってます。それだけ時間があればちょっとずつファンも増えていきますしね。