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【初心者向けイラスト上達法】トレース練習のやり方とコツ

初心者向けトレース練習

ななしちゃん
ななしちゃん

しのさんしのさん、ご相談が。

藤依しの

珍しいですね。

ななしちゃん
ななしちゃん

実は絵が上手くなりたいのです。
友達がイラスト入りのメモを描いているのを見て、
自分も描きたいなって。

とはいえ、毎日練習するなんて死んでもやりたくないので、
もっと気楽にできる練習はないかなと。

藤依しの

怠け者がすぎる。
でもまぁ、「気楽にできる」という点では、そういう練習はあります。

それがこちら▼

初心者向けトレース練習
藤依しの

トレース練習
でございます。

トレース練習とは?

ななしちゃん
ななしちゃん

トレースってなんですか?

藤依しの

『元の絵をそっくりそのまま写すこと』です。
光を透かせたり、薄い紙で上からなぞります。

トレースとは

ちなみにトレース元はイラストでも良いし、写真でも良いです。
ただ一般的には、線をなぞりやすいイラストでやることが多いですね。

模写との違い

ななしちゃん
ななしちゃん

そっくりに写すというと、『模写』がありますが、何が違うんですか?

藤依しの

見ながら描くか、上からなぞるかの違いです。

元の絵を真似るという点では非常に似ていますが、練習としては意味合いが全然違います。

決して『模写の簡単バージョン』ではないので注意してください。

トレース練習でどうなる?

ななしちゃん
ななしちゃん

なにやら、めちゃくちゃ簡単そうですけど…
本当に役に立つんですか?

藤依しの

あくまで『初心者向け』の練習ですからね。

少なくとも「これだけやってれば良い」というものじゃないです。
(もっとも練習というものは全てそうですが)

ただ全く意味がないかと言えば、
僕は「それは違う」と言いたい!

トレース練習には、こんな効果があります。

腕の使い方を学べる

絵を描き始めた人のイラストは、こんな感じになってしまうことが多いです

ふにゃった絵

何が悪いのかと言えば、線の引き方が上手い人のそれとは違います。
直線がブレていたり、曲線がぎこちなかったりします。

トレースをすることで、
直線や曲線を引くための腕の使い方を学ぶことができるわけですね。

藤依しの

まぁ、『落ち着いて線を引いているかどうか』の違いだけなんですけど。

必要な線を見極めることができる

トレース元が写真の場合は、ただ『線をなぞるだけ』とはいきません。
現実世界のものは、漫画のように輪郭線が引いてあるわけじゃないですからね。

そこに何が描いてあるのかわかるように、必要な線を見極める必要があるのです。

写真のトレース

線の引き方を覚える

上手い人の中には、線の引き方からして素人とは全然違う人がいます。

もしそういう『強弱のある線』の引き方を学びたいのであれば、
トレース練習が役に立つこともあります。

線の違い

右脳を使う?

ななしちゃん
ななしちゃん

なんで疑問系やねん。

藤依しの

確証がないねん。

でも、トレース練習では『とにかく線を正確になぞる』ことが基本となります。

このように
『構造分解せず、目の前のイメージをありのまま見る』のは右脳が関係しており、
絵を描かない人ほど、そういった右脳の使い方に慣れていないらしいのです。

よく上下逆転させて模写すると良いというのも、
頭の中にある「りんごとはこういうものだ」という偏見を崩し、
線や点、間隔や角度といった視点で物体を見ることができるからです。

トレース練習が右脳を使うことと『イコール』で結びつくわけじゃないですが、
その足がかりになる可能性があります。

頭が絵を描くモードに切り替わる?

ななしちゃん
ななしちゃん

だからなんで疑問系やねん。

藤依しの

確証がないねん。

ただ、毎日絵を描いているとこんな状況に陥ることがあります。

「描きたいものがない」
「何か描きたいけど思いつかない、やる気が出ない」

そんな時、
おもむろにネットで絵を探し、「なんかいい」と思ったイラストとかをトレースします。

藤依しの

不思議なもので、
実際に手を動かしているとやる気の有無に関わらず、自然と『絵を描くモード』に切り替わり、
「こういう絵が描きたい」が自然と頭に浮かぶ
のです。

トレースなら、ただなぞるだけなので
そういうモードチャンジのきっかけになるのではないか?と思ってます。

トレースのやり方

藤依しの

なにはともあれ、まずはやってみようということで
まず元となるイラストを用意します。

ななしちゃん
ななしちゃん

はーい。

元のイラスト
今回は、このイラストをトレースしてみます。
藤依しの

さて、ここからトレースですが、その前にやり方の確認。
トレースには3通りの方法があります。

トレース台

下から光を透かせることで、下の絵をなぞりやすくしたのがトレース台です。

物を増やしたくない僕は、トレースするためだけに買うのはオススメしませんが、
トレース台を一つ買っておけば、そのへんのコピー用紙でトレースし放題です。

トレーシングペーパー

薄い紙を使うことで、光がなくても下の絵をなぞることができます。
そのために作られたのが、トレーシングペーパー

安いので、とりあえず試したいならこれで良いでしょう。
分厚いイラスト集や、光を透かしずらい厚紙でもトレースしやすいのは利点です。

デジタル

PCやタブレットでもトレースはできます。

やり方は、元の画像や写真をペイントツールに取り込み
透明度を下げた状態で、レイヤーを重ねてなぞるだけ。

一番手軽ですが、ツールとペンタブレットや液タブなどが必要です。

トレースのコツ

藤依しの

コツってほどじゃないですけど、
『少しずつ線を継ぎ足していく』ようになぞると、トレースは上手くできます。

逆に一筆でキレイな曲線を描こうとすると、どうしても線がブレ、
それが重なると、全体として見栄えの悪いトレース絵になります。

「絵が上手い人は、一発でキレイな曲線を引けるものだ」

と思いがちですが、
メイキング動画とか見ていると、そうじゃない人もたくさんいることがわかります。

変なこだわりは捨てて、とにかく『仕上がりがキレイに見えるようにすること』を意識してください

実際にやってみた!

藤依しの

というわけで、先程のイラストをトレースしたのがこちら!

トレース結果

元のイラスト
元のイラスト

自分で描いたイラストを自分でトレースするという、
非常にシュールな体験をすることができました。

ななしちゃん
ななしちゃん

で、どうですか?
効果はありそうですか。

藤依しの

効果はともかく、ぶっちゃけ面白くなかったです。
まぁ、なぞってるだけだから当たり前ですね。

ただそれは、僕がある程度イラストを描けるからであって、
これから描こうって人にとっては、良い経験になるはずです。

トレースは「ただなぞるだけ」なので簡単だと思われがちですが、
意外に集中力が必要なんですね。

絵というのは画力や創造力も必要ですが、一番重要なのは『集中力』です。

同じ画力でも、
3時間で描いた絵と、30時間で描いた絵では全然違いますからね。

「焦らずよく見てゆっくり描く」という、一番基本的な部分を学ぶには、
トレース練習も捨てたもんじゃありません。

ななしちゃん
ななしちゃん

なるほど。

じゃあ私も、さっそく友達の絵を拝借してトレース練習を…

藤依しの

待ちなさい!
その前に注意することがある!

著作権に注意!?

藤依しの

トレース練習とは、他人の著作物を写す行為です!

トレース自体に違法性はありませんが、それでも気をつけることがあります。

トレース絵を、ネットにアップするのは大丈夫か?

という問題です。

僕もよくやりますが、
練習成果をSNSやブログにアップする人は結構多いです。

で、トレースしたものを「練習」としてネット上にアップロードするのは大丈夫か?
という問題ですが…

僕はグレーゾーンだと思っています。

『明らかに練習用の素材(イラスト教本のものなど)だとわかるもの』
『著作権フリーの写真』
などに関しては、練習であることを明記すれば大騒ぎされることはないでしょう。

ただそれ以外の場合、あまりに元の作品に似ていれば

「自分のイラストが不正に利用されている」

ような印象を著作者に与えかねないです。

自分の著作物として公開しない限り、それで法的に罰せられることはないでしょうが、
衝突を避けたいのであれば、トレース練習はあくまでオフラインにとどめておくのが無難ですね。

藤依しの

ちなみにこの記事で上がっているイラスト・画像は、

すべて自分で描いたイラストor著作権フリーの写真を元にトレースしたものなので問題ありません。

まとめ

藤依しの

というわけで、まとめるとこう!

  • トレースは『描き慣れる』ための練習
  • トレースは少しずつゆっくり描くのがコツ
  • 著作権に注意!
ななしちゃん
ななしちゃん

初心者にとって、
最初の一歩を踏み出すにはちょうど良い練習だってことですか。

藤依しの

腕の使い方に慣れる意味合いが強いので、
『元絵とほとんど同じ線が引ける』まではやっても良いんじゃないかと思います。

とはいえ必須スキルではありません。
たとえ初心者であっても、やる気に満ち溢れているならトレースをやるより、ガンガン絵を描いたほうが良いです。

「描きたいものがない」「やる気が出ない」時にやってみるのがオススメです!

それでは!