色塗りの練習ってどうすれば良い? 実際に試した方法をいくつか紹介

色塗りの練習法

色塗りって難しいですよね…
僕自身、一年経っても未だに良い塗り方にたどり着けません…

だからこそ、毎日練習しているわけですが、ツイッターではたまに「どういう練習しているんですか?」と聞かれることがあります。

確かに初心者にとっては、色塗りってどうやって練習すれば良いのかわからないですよね。

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しの

なので、今回は僕がよくやっている練習方法をいくつか紹介したいと思います…!

色塗りの練習法

そもそも色塗りは、オリジナルの絵を描くだけでも少しずつ上達していくものではあるんですけど、やっぱり手探りでは時間がかかります。

絵かきの中には、「何年も描いているはずなのに、昔と大して変わらない…」という人も少なくないので、早く上達させたいなら適切な練習をしたほうが良いでしょうね。

まぁ今回紹介するのは、あくまで僕のやり方なので『適切な練習』かどうかはわかりませんが、実際に手を動かすものばかりなので一定の効果は見込めるはずです。

というわけで、その色塗り練習法がこちら!

メイキングの真似

配色とか質感表現とか以前に、「どんなツールを使えば良いかわからない」「どういう手順で塗れば良いかわからない」なんて人は、まずメイキングを見て真似することをオススメします。

上手い人でもメイキング方法は様々なので正解はありませんが、自分にとって描きやすいやり方を見つけるのには、プロのメイキングを見るのが手っ取り早いです。

まずは自分の理想に近いメイキングをいくつか探しましょう。

今はYoutubeとかにメイキング上げている人がたくさんいますし、pixivなんかでも解説している人は多いので、わりと簡単に見つかると思います。

そしてオリジナルの絵を描く際、メイキングの手順やツールの使い方を真似してみると良いでしょう。

もちろんメイキングを真似した程度ではすぐにうまい絵は描けませんが、闇雲にやるよりは簡単にコツが掴めるはずです!

イラストの模写

自分の理想に近い絵を描く人が、メイキングを公開しているとは限りません。

そんな時は、イラストを色付きで模写するのが良いでしょう。
線画~色塗りまで、お手本を見ながら描いてみることで何かわかるかもしれません。

注意したいのは、ただ真似するのではなく「どういう手順なら同じ絵が描けるか?」を考えることです。

最初に配色を整えるのか?あるいは白黒で見栄えを考えるのか?
線画はちゃんと描いたほうが良いか、厚塗りのほうが描きやすいか?

『メイキングの手順』を自分で考えながら、同じイラストを描こうとすることで、『表面的なイラストの真似』ではなく『イラストを構成する技術の真似』が可能になります。

イラストの真似はただの模写にしかなりませんが、技術が真似できればオリジナルの絵にも役立てることができるわけですから、ここを間違えてはいけませんね。

ちなみに著作権の問題があるので、模写したイラストはネット公開しないほうが良いです。

色の分析

イラストの模写が難しいと感じるなら、どんな色が使われているのかツールを使って調べてみるのが良いと思います。

配色について知りたい時にも有効かもしれませんね。

やり方はそんなに難しくありません。

たとえば、イラストをペイントツールで開いて、スポイトで色を吸い取ったり…
あるいは、webサービスで色を分析してくれるサイトなども存在します。

参考 カラー成分測定「色とりどり」https://ironodata.info

スマホアプリや、PCのツールを使うのも良いですね。

色しらべ - カメラで色の情報を抽出・配色の解析
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開発元:Satoshi Nakamura
無料
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もちろん見ているだけでは上手くなれませんが、調べた結果なにかに気付ければ、実際に自分で描いてみようという気も起きるかもしれません。

初心者はまず色の分析から初めてみてはどうでしょうか。

写真の模写

キャラは描けるけど、背景や小物にリアリティを持たせることができない…なんて時は写真を色付きで模写してみましょう。

実物を写真でじっくり観察すると、どう色を動かせば立体が表現できるか、空気感を出すにはどんな色選択が必要なのかがわかったりします。

本物そっくりに描くというよりは、どうやって描けば上手く見えるのかを探るように描くと良いかもしれませんね。

写真の模写
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しの

イラストを模写するよりも手軽なので、僕はこの練習をやることが多いです

色塗りデッサン

よりリアルな絵を描きたい時は、デッサンのように本物を観察しながら、色を塗るのが良いと思います。

写真だとどうしても目で見た時と色合いの印象が変わり、鮮やかさや色の温度が失われたりすることがあるんですよね。

質感や雰囲気など、目で見ている印象をそのまま表現したいなら、写真の模写ではなくデッサンをオススメします。

鉛筆によるデッサンと同じくらい難しいので、時間がある時でないと中々できませんけどね…

色塗りの練習はどの段階でやるべきか

いくつか色塗りの練習法を紹介しましたが、正直どれも簡単ではありません。
やろうと思えばそれなりに時間がかかるし、やってもすぐに上手くなるようなものでもないんですね…

じゃあ、そんな難しい色塗り練習は初心者のうちからやるべきなのか、それとも上手くなってからで良いのか?

やるタイミングは自由ですが、僕は『何度描いても上手く塗れない時にやる』のが良いと思います。

色塗りは個人の好みによるところが大きいので、どこまでリアルに描ければ正解とかそういうのはありません。

あまり初心者の頃から色塗り練習をしても、自分がどんな絵が描きたいのかハッキリしない内は空回りに終わってしまう可能性もあります。

ただ、自分が今の塗り方に満足できていないのであれば、練習はしたほうが良いでしょう。

だからまずは自分で何か絵を描いてみて、上手くいかない部分があればその都度メイキングや上手い人の塗り方、写真や実物をよく観察して真似するのが良いと思います。

色塗りは色々試すのが大切

僕はまだ練習中ですが、なんだかんだ一年続けてわかったことがあります。

それは『安定した塗り方を見つけるのは、初心者が思っている以上に難しい』ということ。

色塗りが下手な人は上手い人を見て「きっと特別なメイキング法があるに違いない!」なんて思いがちです。

だから『厚塗り』だとか『グリザイユ画法』だとか、塗り方ばかりに注目してしまうのですが、ちょっとしたコツを知っただけで何を描くにしても安定した絵が描けるほど簡単ではないですね…少なくとも自分の経験上は。

先に色を整えたほうが描きやすいこともあれば、後からレイヤー効果で整えたほうが楽なこともありますし、
線画をありがたく感じる時もあれば、邪魔に感じる時もあります。
影色の選択だって、同じやり方だけでは上手くいかないことも多いです。

こういうのは人によって何が向いているか異なるし、何を描くかでも変わってくるんですね…

ほとんどの場合、『描き方さえ見つけてしまえば、全てがうまくいく』というほど単純ではないので、あまりコツばかりに気を取られず、とにかく色々試してみるのが大切だと思います。

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しの

というわけで、『色塗りの練習方法』についての記事でした!

6 COMMENTS

千秋

ブログ参考になります。
しのさんが線画と塗りで使用しているブラシ設定を公開する予定はありますか?

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藤依しの

基本クリップスタジオのデフォルトブラシをそのまま使っているので、今ここで教えます(笑
線画は「薄い鉛筆」「濃い鉛筆」、塗りは「Gペン(アンチエイリアス設定を最大)」「不透明水彩」「エアブラシ」ですね。
背景描く時だけたまに「油彩平筆」を使ったりしますが、あとは上で紹介したブラシしか使ってないです!

メイキングとかはいつか公開する予定ですが、まだ色々試してる段階なので、もう少し待って下さい(汗

返信する
クリNeオ

ブログ参考ありがとうございます。
ご質問したいのですが、自分は絵歴1年半程です。
ある程度の基礎知識(構図や人体やパースetc…)はしっかりと得たのですが…

プロのイラストレーターさんやプロ漫画家さんや同人誌で販売している絵の上手な方にもメモを取ってそれを実行しようと、何度も何度も何度もしつこい同じ質問を半年程してまして、それでも…自分の大馬鹿理解不能な脳みそが答えを出してくれずに悩んでいる毎日です。

単刀直入なご質問では【色塗りはどうしたら上達できたり、考えられる力が身に付きますか?】
いろいろな試行錯誤を自分は山ほどしているのですが、どうしても色に関しては本当に理解できず考えられることもできなくなりました。

(影・陰の当たり方やそうなる理由と説明も一切チンプンカンプンです…(笑)例えばこのイラストレーターさんの陰塗りはここから当たって塗っているはずなのに、別のイラストレーターさんは同じ方向の陰なのに全然違った陰塗りをしていることが多くてええ…っと困惑してしまいます。)

色模写や色塗りメイキングを見て考えようとしても、途中からなんでこんな塗り方がいいの?やどういう理屈や考え方で陰が塗られてるの?やこのイラストレーターさんはこうなのにこのイラストレーターさんは真逆なやり方だけど何が好みの正解なのかな?

正直言葉では説明出来ない程の大きな悩みであります…(笑)

自分はとにかくAn●i先生のイラストを沢山がっつりみて色塗り模写を始めていますが、レベルが高すぎるのかわかりませんが、頭が爆発しそうなくらい理解できないんです…。
塗っても全然違った塗り方や、オリジナルキャラを塗っても全然その通りに行かなくて色塗りが嫌いになりそうなレベルまで来てます…。

大変長いご質問ですが自分も、はじを描きたくないイラストレーターになりたいのです、なので、しの先生にご協力をお願いします。
ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いいたします。

返信する
藤依しの

質問ありがとうございます!
要点を絞ってお答えします。

Q.色塗りの上達法、考える力をつけるには
A.そもそも『上達』とは「上手い絵を描けるようになる」ということですが、『上手い絵』は人の好みで変わるので、まずは自分がどんな絵を「上手い」と感じるのか考えるのが大切です。
あとは『自分の考える上手い絵の条件』を満たせるよう、とにかく理想に近い絵を真似したり、色々試すしかないでしょう。

もちろんそう簡単には上手い絵は描けませんが、真似を続けてれば周りからは「上達している」ように見えます。

Q.塗り方の法則が人によって違うのはなぜ?
A.好みが違うからです。もし上手い人の塗り方を参考にするなら、自分の好みに合ったものを参考にしないと、迷走してしまう可能性があります。
また、配色や構図によっては同じ人でも影などの色選択が変わることがあります。
「こう塗れば確実に上手い絵が描ける」ではなく、「こう塗るとこう見える」程度に理解したほうが良いです。

Q.メイキングを見ても理解できない…
A.プロは「こう塗ればこう見える」ということが過去の経験上わかった上で色選択をしたり、調整レイヤーを使ったりしているので、その前提知識がない以上メイキングだけを見ても100%理解できません。
ただ見様見真似で同じことをやれば、それがクリNeオさんにとっての経験になるので、失敗覚悟でとりあえず試してみるのも大切だと思います。

Q.色模写が難しい
A.目的は「見てそっくりに描く」ことではなく、「どういう手順・法則で描けば、自分が同じ絵を描けるか考える」ことなので、線画をトレースしたり色をスポイトで吸っても良いと思います。
簡単に技術を学ぶすることはできませんが、じっくり観察すれば新しいことに気づけたりするので行き詰まった時にやるのがオススメです。

以上です。
僕も色塗りは苦労しているので確実なことは言えませんが、一つわかったのは「どんなキャラ・構図・配色でも確実に上手い絵が描ける方法」を見つけるのは想像以上に困難だということです…がんばってください。

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クリNeオ

ご返事遅れましてすみません。ご質問ありがとうございます!大変恐縮になるアドバイスをたくさんお答えしてくださいとても為になりました。絵描きは描くことで何かを得ることができるよう努めます!

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