やっぱり絵は時間をかけたほうが良いと思う

イラスト

お久しぶりです。藤依しのです。
ここしばらくnoteやtwitterからは離れ、一人で地道に練習に励みつつ黙々と依頼をこなしていました。

今のイラストはこんな感じです。

最近のイラスト

上達というには微妙な変化かもしれませんが、若干迷走していた2ヶ月くらい前の絵(https://www.pixiv.net/artworks/91124396)よりも、丁寧なイラストにはなってきたかなと思います。

絵を描く時に意識する部分を変えた

最近は少し意識を変えて

・塗りをなるべくシンプルにする
・線画をなるべく綺麗に整える
・顔や髪の毛の描き方を個性的にしすぎない
・時間制限を決めない

ことを心がけています。

「塗りをシンプルに」「線画を綺麗に」は、依頼絵のクオリティを一定に保つためです。個人相手とはいえ、数万〜10万円以上の依頼も少なくないです。決して安くはないので、ちゃんとイラストレーターとして良い商品を提供しようと思います。

「顔や髪の毛の個性的にしすぎない」というのは、いずれSNSでの評価を狙うための準備です。強烈な個性でファンを集める方もいますが、僕の場合はあくまで「上手い絵」が描きたいので、むしろ今の段階で個性を気にしすぎるのは良くないと気づきました。

今はまだ、今までの個性を消してニュートラルな見た目にしようと努力している段階ですが、今後はsnsなどで評価されているイラストに合わせてちょうどいい描き方を模索する予定です。

「時間制限を決めない」は、納得のいかない状態で終わりにするのを避けるためです。妥協を繰り返すと過去の自分は超えられません。一番大事なことで、今回話したいのはここです。

丁寧に描こうとする意識は大事

上の絵もそうですが、最近は結構バカ丁寧に描くようにしてます。

ラフや下書きの時点で、顔や身体のバランスがおかしくないか何度も確認するし、顔のパーツや髪の毛の塗りなどは、変にならないように何度も描き直しました。

小物の質感とか、服の立体感とか資料を参考に色々試行錯誤したし、背景や全体の配色整えるのに3日くらい悩みました。

まぁそれでも見返すと、ここ良くないなとか、もっとこうすればよかったなとか色々反省は出てきますが、大事なのは「丁寧に描こうと意識したこと」「自分の絵に向き合った時間」です。

丁寧に描くってことは、自分の作品を見つめ改善していくってことで、この作業が成長には必要です。

上達 = 昨日の自分よりマシになること

そもそも成長とは何でしょうか。
僕は「昨日の自分よりマシになること」だと思います。

絵の場合は、昨日の絵より良い絵を描くこと。もっと具体的に言えば、今描いた目の前の絵を少しでも良くすること。これが成長であり、上達です。

丁寧に描こうとすると、自分のダメな部分がたくさん見えてきます。上手い絵との差、資料との違い、それに向き合い正そうとするから人は成長できるんじゃないかと思います。

なんか向き合うとか正すとか哲学的だけど、結局絵は自分との戦いなのです。

周りの人間は自分の上達に関係ない

話は少し逸れますが、SNSとか見てると周りの画力や成長スピードについつい焦ります。でも上の考え方で言えば、彼らはあなたの成長に一切関係ありません。

あなたが成長したかどうかを決めるのは、周りと比べてどうかではなく、過去の自分と比べてどうかだからです。

もちろん他人の技術や方法を真似するのは大事です。でも一番大事なのは自分の絵を超えることです。たとえ神絵でなくとも、前より少しでもマシになれば、それは「上達した」ということになります。

中々上達しないと焦っている人は、覚えておくといいかもしれません。

今後は苦手なものを一つずつ潰していく

要は

・上達とは昨日の自分よりマシになること
・そのためには、自分の絵と向き合い改善することが大事
・丁寧に描こうとすれば、向き合う時間が増える

っていう話でした。

僕もまだまだ背景が苦手だったり、立体的に描くのが下手だったり、構図や配色に苦戦したり、たくさん課題はありますが、これから一つずつ改善できればいいなと思います。

前よりも一枚に時間をかけているので、引き続き絵を上げるスピードは落ちると思いますが、まだまだ成長する予定なのでよろしくお願いします。

それとnoteについて、ぶっちゃけ練習中なので絵について偉そうなことは言えないのですが、絵師として苦労していることとか、備忘録くらいなら役に立つ情報としてお届けできるかもしれないので、そろそろ更新を再開したいと思います。

良ければフォローしてくれると嬉しいです。

ではまた。

🍀noteの記事はこちら🍀

29 COMMENTS

匿名

質と量どっちが大事?みたいな話って白黒付けられないですよね。プロとして高みを目指すなら、どっちも大事としか言いようがない。その時々でいずれかが疎かになっていると感じるなら、当面苦手な方に意識を注ぐべきだし、結局は両方バランスよく考えて鍛錬していく繰り返しでしかないんでしょうな

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匿名

同意見です。趣味絵の場合はモチベが保てる限界まで丁寧に描く事が上達に繋がる気がします。

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藤依しの

適当に描いて下手な絵になっても自分が楽しくないですしね
そういう意味でも少しでも良くなるよう手を尽くしたほうが上達に繋がると思います。

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匿名

しのさんは男性キャラってあまり描かないのかしら?(・ω・)
前の模写練習の時のやつとか上手かったし、結構イケると思うのですが
商業的に求められる絵に特化して練習、発表してるって感じでしょうか

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藤依しの

模写だと描けるんですが、イラストを描こうとすると
「どういう男性キャラをどういう風に描きたいか」のビジョンが自分にないので難しいんですよね…

ただちょいちょい男性キャラの依頼も来るので、そのうち二次創作で練習する予定です

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藤依しの

今のところは大丈夫ですが、お金なくなったら会社員として働くことを検討せざるを得ないかもしれません…
ただ前の会社より待遇が悪くなることは確実なので、最終手段です。
そうならないようにできるだけあがくつもりです。

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上の人と別人

デリケートな話題故に荒れそうだからあえて触れてないのかなーと思うのですが、気になるのであえて質問
「できるだけあがく」とのことですが生活保護、所謂ナマポは考えていないのですか?
まぁ「考えてます!」「受けようと思ってたんですよ」とか答えたら怖い人がたくさんこのブログに押し寄せてきそうですが……
ちなみに私はベーシックインカムや生活保護肯定派です

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藤依しの

考えていないわけではないですが、本当に働いても生きていけないと感じた時の最終手段ですかね〜
お金がなくなるまでは現状のまま画力向上に努めますし、なくなったら絵やプログラミング、その他のスキルを生かして就職やアルバイトの道を考えてます。

僕も生活保護は推進してますしベーシックインカムがあればありがたいですが、そういうのは本当に辛い人のための制度だと思ってるので、働ける状態であれば働くつもりです。

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匿名

一個人としての意見ですが、先生の絵のクオリティはフォロワー数10万人級の絵師とあまり変わらないと思いました。しかも常に絵のクオリティーを向上させる為の努力も怠らず、またしっかりとした目的意識も持ち合わせている事は素晴らしいの一言。これからも先生の成長、楽しみにしております。

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藤依しの

そういっていただけると嬉しいです…!
ただやっぱり画力が上がれば上がるほど、神絵師と自分との差がよりはっきり理解できてしまうから焦りますね…
本当に満足できる絵は一生描けないという話も聞きますが、せめて自分の憧れる絵には追いつきたいので、もう少し頑張るつもりです…!

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匿名

iPad Pro 12.9インチを購入されたとのことですが、以前使われていた機種と比べて絵作業にどう変化がありましたか?
また、12.9インチはminiLEDになったことでブルーミングという現象が気になるという声を耳にします(参考記事:https://www.gizmodo.jp/2021/05/new-ipad-pro-blooming.html)。その点で作品制作において何か問題を感じることはありますか?

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藤依しの

コメントありがとうございます。
前は確か9.7インチのものを使っていたので、画面が大きくなったぶん拡大縮小の手間が減りましたね。
ただ、アイビスペイントのように画面UIがスッキリしたものを使っている人にとっては、大きさのメリットはそこまで大きくないかもしれません。12.9インチといっても大体小さめのノートPCの画面と同じくらいなので、めちゃくちゃ広くて使いやすいって感じではないです。
自分にとってはちょうどいいですが…!

性能に関してはそこまで大きな変化は感じませんね。最新のiPadProでも、レイヤーが多く解像度が高い絵を扱えば重くなることもありました。ただ普通にイラスト描くぶんには特に使いづらさは感じないです。

ブルーミング現象については初めて知りました…気になったことはありませんが、今後注意して見てみます。

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匿名

9.7インチということは前機種はかなり古いモデルを使われてたんですね!それから現行の12.9インチへ移行するとなると相当なスペックアップだったと思うのですが、割と冷静な感想で意外でした笑

ブルーミングについては、絵を描く上で真っ黒な背景から作業すること自体レアケースとは思うので、そこまで気にする必要はないのかも知れませんね。

ちょうど12.9インチの購入を検討していたので良い参考情報となりました。ありがとうございます

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匿名

訂正、上記コメントは削除していただけたらと思います。
初めまして。絵が上手くなりたいと思ってこのサイトにたどり着きました。
先生は今までクロッキー会等に参加して練習したりしてましたか?
やはり実際にモデルさんを前にしてやったほうが上達は早いのかなと思う次第です。
私は美術系の大学や専門学校はおろか部活にも属したことがないのでネットの画像や画集を観てデッサンするのと比べてどのくらい違うのかイマイチ分からないです。
今はコロナ禍であまりクロッキー会等は開催されていないのでコロナ禍が開けたら行ってみようと思ってます。

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藤依しの

はじめまして!
クロッキー会などには参加してませんでした…単純に人と集まるのが苦手なだけですが(笑

モデルを前にやったほうがいいかどうかは、目的によると思います。実物をより生き生きと描くのが目的であれば、ただの模写になりがちな写真でのクロッキーよりは、実際にモデルを見て自分で感じたように描くほうがいい経験になる気がします。

一方、単に身体の構造を学びたいのであれば、画像や画集でも十分だと思います。
ただそれでも、参加しようと思うなら行ってもいいと思います。絵を描いていると一人で悩みがちなので、自分の他にも頑張っている人がいることを実際に目で見て感じるのはモチベーションアップにも繋がるはずです。

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匿名

こんにちは。 いつも密かに応援させて頂いております。
記事とはあまり関係の無い事で申し訳ないのですが、少しご相談させてください。
私はずっと無印iPadでアイビスペイントを使用してイラストを描いていたのですが、動作の重さや画面の小ささで作業がしにくく、なによりクリスタを使用して作業したいと思い(無印iPadだととてもではありませんがクリスタは使えず…)液タブ(PC環境)を揃えるかiPadproを購入しようか検討しています。

・趣味より少し本格的なイラストを描きたい
・可能ならば漫画も描いてみたい(なのでクリスタの3D素材等も使えたらな…と考えております)

上記の2つが出来たらいいなと考えているのですが、PC環境を揃えるかiPadproを購入するかどちらが良いかアドバイスを頂けたら助かります。
(ご迷惑でしたらスルーして頂いて大丈夫です)

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藤依しの

こんにちは。コメントありがとうございますm(_ _)m

質問についてですが、むずかしいところですね…
基本的にデジタルイラストだとレイヤーの枚数や同時に開いているイラストが増えれば増えるほど重くなるのですが、液タブはこれに対して「高性能なPCを使う」「PCのパーツを組み替えスペック上げる」などの対策が取れます。一方iPad(というかapple製品全般)はこれに対してはほとんど何もできません。

趣味や小さな仕事なら問題なく使えますが、解像度の大きな背景ありのイラストとか描こうとするとクリスタでは重くなることもありますし、漫画のようにたくさんのページを管理するものだと重くなる可能性はあります。

なので、どの程度本格的なイラストや漫画を描きたいのかによりますが、プロを目指すならあとで性能を上げることができるPC+液タブのほうがいいかもしれません。それと、画面サイズもipadproはそれなりに大きい程度なので、もしかしたら物足りない可能性もあります。これは同じ大きさの画用紙などを置いて、広さが十分か確認したほうがいいですね。

ただSNSに絵を上げたり、ちょっとした依頼を受けたりする程度なら、iPadpro + applepencilで十分だと思います。持ち運びできる利点もあるので、とりあえずiPadproを買って、軌道に乗ってきたらPCと液タブを買い使い分けるというのもありかもしれませんね。

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匿名

お返事ありがとうございます。
とてもわかりやすい説明をありがとうございます。
教えて頂いたことを踏まえてよく考えて検討してみようと思います。
これからも応援しております。

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匿名

記事とは関係の無いことで恐縮ですが、レイヤーの使い分けはどうしていますか?デジ絵初心者のためよくわからなくて…
顔の部分をレイヤー分けするなら輪郭、目鼻口耳、髪、(あれば)アクセサリーでいいのでしょうか?

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藤依しの

僕は大きく分けると、線画・色ごとのパーツ(肌、髪、服やアクセなど)・顔のパーツでレイヤー分けしてます。
まず大まかにそれぞれレイヤーフォルダーとして分けた後、もう少し細かく、たとえば顔のパーツは、眉毛・まつ毛・黒目・白目・鼻・口って感じに分けますね。

あまり細かく分けすぎると塗るのが面倒なので、顔以外は大体色で分けちゃってます。それと線画だけは別で描いたほうがいいと思います。一緒にしちゃうと後で修正する時汚くなりがちなので…

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iru

はじめまして。
いつもブログ楽しく拝見しております。
自分も絵を練習でとても励まされています。

自分もブログを書こうと考えているのですが、どこに書こうか迷っています。
しのさんは、noteとこのブログの2つ書いているようですが、2つ書いている理由やおすすめの掲載場所などありますか?
noteだとカテゴリー分けできないとか、リーチさせたいユーザが違うなど、具体的な理由などあれば教えて下さい。

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藤依しの

こんにちはiruさん、コメントありがとうございます。
ブログと言っても「はてなブログ」のような無料ブログと自分でサーバー契約して運営するブログがありますが、今回は自分でサーバー契約するタイプについてお話します。

noteとブログの違いですが、
noteは多くの人に見られやすく、環境を整える手間がないのがメリットです。有益な記事を売ることで収益につなげることも可能です。
一方ブログは環境を整える手間があり、ただ記事を更新するだけでは人に見てもらうのが難しいですが、そのぶん独自色を出しやすいのが特徴です。ブログの場合は売れるほどの記事を書かずとも、広告費でわずかながらお金を得ることが可能です。

個人的には独自色の出しやすいブログのほうが好きですが、見てもらいづらい欠点があるのでnoteと併用してより多くの人に広める方法をとってます。iruさんの書きたい内容にもよるのですが、人に見てもらうことが目的であればnoteのほうをオススメします。

ちなみにユーザーに関してですが、調べた限りではnoteは「クリエイターやビジネスマン・起業家として積極的に活動したい人」が多い印象です。実際トップページなどを見ていても、有意義な記事やおしゃれな記事などが人気な印象です。なので、もう少し庶民的な内容であれば、他のブログサービスのほうが向いているかもしれません。
個人運営のブログについては、一応検索ブラウザを使う全てのユーザーに対応できるので特に気にする必要はないと思います。

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iru

毎週練習した記録を残そうと思っているのですが、noteでは場違いですかね。
サーバー契約の場合、記事を投稿するまでの敷居が高くて難しいので、noteもしくは他のブログサービスを検討したいと思います。

丁寧なご返信ありがとうございます。

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iru

ありがとうございます!
しのさんの益々のご活躍をお祈り申し上げます。

匿名A

藤依しのさん初めまして。諸事情により匿名Aで失礼します。
私は絵描きの端くれなのですがイラストを描き始めてからずっとある事で悩んでおります。
それは自分が描きたい絵と周りからの需要がある絵が大きく違う点なんです。
私はカッコいい男性キャラクターを魅力的に描きたいが為に絵を描き始めたので、今までほぼ9割以上男性キャラクターばかり描いてきました。女性キャラクターは描く事自体はあるものの、私が表現したい世界にはあまり合わないので滅多に描く事はありません。
しかし、Twitterで大きく反応があるのは女性キャラクターを描いたイラストの方なんです。絵描きを始めてからずっと男性キャラクターをカッコよく描きたい為に練習を続けてきたのに、極稀に描いた女性キャラクターの方がより多くの人に見て頂けるので正直とても悔しいです。
しかも「匿名Aさんの描く女の子がもっと見たいです」や私のオリキャラはほぼ男性しかいないのに「〇〇ちゃんや△△ちゃん(どちらも拙宅で希少な女性キャラクター)大好きです!」と言われる事が本当に多くて女性キャラを描くのが苦痛になってしまいました。
やはり世間一般では女性キャラクターのイラストの方が需要が高いのでしょうか。気にせず自分の描きたいイラストを描くのが一番だと思ってはいるのですが、やはり自分が得意としている男性絵はあまり需要が無いのではと考えてしまいとても辛いです。

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藤依しの

はじめまして!ご質問ありがとうございます。
需要による伸びの差はありますよね…、多くの絵かきにとって難しい問題だと思います。

ここはやっぱり何を目指すかによるのでしょうね…。
自分の世界観を世の中に広めたい、あるいは周りの評価はどうでもいいから自分の好きなように創作したいということであれば、需要を気にする必要はないと思います。この場合、どうしても評価が気になるならtwitter以外のsnsを使うのも手だと思います。利用者のユーザー層が変われば需要も変わると思うので。

また匿名Aさんは、かっこいいキャラを描くために努力してきたようですし、女性キャラとはいえ「もっと見たい」と言われるほど評価されているので、実力はあるほうだとお見受けします。たとえば、snsでバズっている絵の中で男性キャラが描かれ、かつ匿名Aさんの表現したい世界観に近いものを参考にしてみるというのもありかもしれません。イラストだけでなく作家さんについて分析することで、もしかしたらフォロワー層の違いなどの発見もあるかもしれません。
世の中にはかっこいいイラストが好きな人も多いと思うので、需要がないのではなく需要のある人達に届いていないだけという可能性もあります。

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