ただでさえオワコンと言われるブログにおいて、とりわけオワコンの風潮があるブログのスタイルがこちら。
いわゆる『会話形式』でございますね。やはり調べたところ「ウザい」「寒い」「長ったらしい」など評価は散々のようです。
まぁご指摘のとおりかなと思う。でもさ、よく考えてほしい。
今の時代、端的に結論を話すだけならSNSのほうが手軽だし、事実を知りたいならニュースやwikiで良いわけじゃないですか。
その中でブログに価値を感じてもらうためには、それなりの特徴が必要なわけですよ。こちらとて色々考えた上で会話形式を採用したということをご理解いただきたい。
ただ、世の中には想像を絶する『ウザさ』を持った会話形式ブログが存在するのも事実です。
というわけで、今回は「会話形式がウザい」という指摘を真摯に受け止め、なぜウザいと言われるのか考えていきます。
目次
なぜ会話形式はウザいのか
そもそも、なぜ「ウザい」と言われるのか?
ざっと調べた感じ理由がこちらです。
- 見たくもない変なキャラを見せんな
- 茶番は良いからはやく結論を話せ
- 単純にやり取りが寒い
- 吹き出しのせいでスクロールが増えて邪魔
- 会話形式である必要を感じない
言いたいことはわかる。
実際、今どき『会話形式』を採用しているブログは、「そのキャラ必要?」と思うことも多いです。
可愛いキャラやデザイン性の高いキャラならともかく、フリー素材や落書きみたいなキャラ見せられて誰が得するのかと思わないこともない。
また会話形式を採用していると茶番が多めになりがちなので、思考プロセスや結論だけを知りたい人にとっては邪魔でしょう。
ついでに言うとアイコンを多用すると、画像データぶん通信量が増えて重くなります。スクロールが増えることと合わせて、利便性という観点からみてもデメリットは多い。
もちろん中には上手くデメリットを解消し、独自性を出しているものもありますけど、自分のブログがそうである確証がないので、こうした指摘は受け止めなければなりません…
というわけでもう少し踏み込んで原因を探り、解決します…!
どうやって解決するんでしょうか?
会話形式をやめるんですか?
やめないよ。
このブログが会話形式を採用しているのは、「イラストについて色々言ってるけど、お前の画力はどうなの?」って疑問を即座に解消してもらうためです。
なので今回は会話形式を採用しつつ、ギリギリ「ウザい」と言われないものを考えてみます。
スクロールが増えるほど多用しなければ良い
まず会話形式だとスクロールが増えるという問題がありますが、これについては多用しなければ解決です。
そもそも吹き出しで行数が増えるのは、無駄に長文を話させる時だけです。
だったら、一言喋らせた時点で『地の文』に戻れば良いって話ですよ。
今回は冒頭からずっとそれを心がけているので、スマホで見ても吹き出しによるウザさは軽減されているはずです。
あるいは、吹き出しを使用するのは『キャラクターが疑問を投げかける時』だけに絞りましょう。吹き出しは記事を彩るアクセントになりますが、使いすぎはウザいのです。
『相槌』とか『感想』とかどうでも良いことに吹き出しを使うのはやめるだけで、多用は避けられると思います。
やり取りが寒いのは、ユーザー層に合ってないから
次に問題なのが「やり取りが寒い」です。
よく言われるのが
「〇〇がわからないよ〜」
「どうしたんじゃ素人くん」
「博士!実はこれが…」
みたいな流れです。
学童漫画とかでよくあるやつでしょうか。話の導入としては悪くない気がしますが、なぜ駄目なんでしょう?
これは個人的な意見なのですが、おそらく『ユーザー層に合っていない』のが原因かなと思います。
このタイプ、子供向けに疑問を解決するようなサイトではそれほど『寒さ』は感じないはずです。
しかし、たとえば40~50歳の方が見るような記事でこれをやるとアウトです。
中年のおじさんが「良い質問じゃ〇〇くん!」なんて言われたら「馬鹿にしてんのかお前は」と言いたくなるでしょう。
つまり会話形式が寒いというよりは、ユーザー層に合ってないから寒いのです。
だからこれを解決するには「ターゲットユーザーの年齢や趣向」をある程度想定することが大切でしょう。
僕は一応、10~30代の「可愛い絵を描きたい人」を想定しているので、ある程度のエンターテイメント性は許されると思っていますが、一行目でブラウザバックされるのは困るので過度なウケ狙いは避けています。
会話形式を使うにしても、読者の存在を大切にすべき
あと、僕が思うにウザいと思われるブログを書いてしまう人って、読者のほうを見ていないような気がします。
読者への情報提供を忘れて、キャラとの馴れ合いで自分が楽しむことを重視してしまっているんですね。
今どきブログの訪問者なんてほとんどがブラウザ検索経由です。
ブラウザ検索経由ということは、記事を読む人のほとんどは『情報が知りたくて』記事へたどり着いた人たちなのです。
それなのに、いざ記事を開いたら結論そっちのけでキャラ達が会話を楽しんでいる。どう思うでしょうか?
この「結論を知りたい」という読者と、「キャラとの掛け合いを楽しみたい」という作者のズレが、読者に『置いてけぼり感』を与えます。これが「なんかこのブログ寒いな」と思われる一番の原因なのです。
だから僕は「読んでくれている読者」のほうを見て話すよう心がけていますし、ばってん子さん(黄色いほう)には疑問の提示や司会の役割に徹してもらって、変な馴れ合いは避けるようにしています。
これはブログであって動画や漫画ではないので、あくまで主目的は『役に立つ情報を知ってもらうこと』『結論への思考プロセスを学んでもらうこと』なのです。
それを忘れなければ、オワコンと言われるブログ界隈でもしつこく生きていけるのかなと思います。
というわけで、『会話形式がウザい』についての話でした。参考にしていただければ幸いです。
読んでいただきありがとうございました。
看板キャラの会話が入るのはとても良いと思うし、ここに来たとき記事が読みやすいと感じるのはちゃんと長さ、ユーザー層を絞る、読者の読みたいものを第一にするって考えてあるからなんですね。なるほど!
ブログのデザインもほのぼのしてるというか、フワっと軽い感じで何回でも来たくなるというか、良い味を出してると思います。
私自身はアラフォーだし(どちらかと言えば)リアル寄りの絵が好みだったりして微妙に想定してる層とは違う人なのですが、それでもやっぱりここは好きですね!
ありがとうございます!
ブログの雰囲気はわりと意図的に作ってるので、「好き」と言ってもらえてとても嬉しいです…!
オリ創作やってるならこの形式でキャラ紹介とか小説書けそう。
世の中にはこの形式がうざったく思う人がいるのですね。私としては、藤依しのさんのブログのような会話形式で進行するブログは分かり易くて好きです。会話しているキャラクターが自分と同じ疑問を持ってるように描写されているとき感情移入して入っていきやすくわかりやすいので。
ブログの書き方の参考になりました。
ありがとうございます…!
この形式最近はやめてましたが、もしかしたら今後は復活させるかもしれません。
キャラが居るおかげで堅くなりすぎず、手軽に読みやすいと思いました。
また、キャラが疑問を投げ掛けたりするところも共感できて話しが難しくなりすぎないのもこの形式の良いところかなと思います。
ありがとうございます。
会話形式は単調なブログとの差別化になるので、今後活かしていきたいと思います。