初心者でも簡単にできる 上達に繋がる模写のコツ

初心者にできる模写のやり方

記事のポイント

  • 最初に全体のアウトラインを確認しよう
  • 目立つパーツの配置バランスを確認しよう
  • 直線の集まりと考えれば、形を捉えやすい

前回、なぜ初心者に模写が良いのか解説しました。

模写が上達を早める理由 なぜ模写ができると絵の上達が早くなるのか?

絵を上手くなりたい人は、ぜひ模写を頑張ってほしいところですが、そう言われてすぐに模写ができれば苦労はしません… 模写ってのはデッサンに比べて楽なだけで、初心者にとってはめっちゃ難しいのです。

というわけで、今回は毎度のこと初心者向けに「模写するためのコツ」を話したいと思います。

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しのさん

今まで全く絵を描いたことがない人でもわかるように説明していくぞ…!

あなたにとって模写が難しい理由

そもそも、どうして初心者の人は模写が苦手なのか? これは前回も話しましたが「思い込み」で描いてるからです。

「顔はこんな形に違いない」「腕は多分こう」「手はこう描けばそれっぽく見えるはず」曖昧な記憶と薄っぺらい知識を頼りに、目の前の模写対象をちゃんと見ずに描くから下手な模写になってしまうのです。

そうではなくて、ちゃんと目の前の絵(写真)を見ましょう。それはもう穴が空くほどに。

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ばってん子

とはいえ、ただ見つめ合ってても無為に時間がすぎるばかりでは。

https://dot-launcher.com/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0763-2.png
しのさん

そうですね。模写をするには「見る」のではなく「観察」しなきゃいけません。

では観察はどうやってやれば良いのか?詳しく話していきます。

模写が上手くなるコツ

今回はわかりやすいように、こちらのサイトのシンプルなポーズを参考に解説していきたいと思います。
やり方自体は、イラストだろうが写真だろうが同じです。

ドールのアトリエ
https://doll-a.net/terawell/?lang=ja

アウトラインを見る

アウトラインを見る

模写が上手い人は、大体の形を捉えるのが上手いです。最初は大雑把にアウトラインがどういう形をしているか探りましょう。

この時点では線を綺麗に引く必要はありません。また細かい部分も無視して大丈夫です。シャッシャッと雑に描いていきましょう。

アウトラインを上手く捉えるコツは、曲線ではなく直線で捉えること。直線で考えることで、複雑な曲線を単純化して見ることができます。

パーツごとの位置関係を見る

位置関係を見る

初心者はアウトラインを描いても、それが上手く描けているかどうかわからないと思います。そういう時は、特徴的な部分をいくつかピックアップし、そのパーツ毎の位置関係を確認してみましょう。

今回の場合は、おでこと後頭部、お尻そして足先の位置を確認し、それぞれの距離が正しいか確認します。頭の中で測れなければ、線を引くのも良いでしょう。

この長さが元絵と比べて大体同じなら、よく観察できている証拠です。

ちなみに今回の場合はおでことつま先後頭部とお尻までの横軸の長さがズレていますね。

ズレている部分
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しのさん

この程度のズレは無視しても良いですが、「気付ける」ということが大切なのです。

線の角度や長さを見ながら、細かい部分を描く

細かい部分を描く

まだ大体の形しか捉えることができていないので、ここから細かい部分を描いていきます。

人の身体は複雑なので正確に描写することは難しいですが、「線をどの角度でどのくらいの長さ伸ばせば良いか?」を一つ一つ考えていくことで、模写はしやすくなります。

ちなみにここでも直線で捉えるとやりやすいです。丸に近い曲線は曲線として描かずに、直線が集まってできていると考えてみましょう。上の模写もよく見ると頭などは直線で描かれています。

パースとか構造とか考えなくて良いよ

初心者にありがちなのが模写が難しいからって、いきなり筋肉の勉強とかをはじめてしまうこと。しかし、ちょっと勉強しただけですぐに知識が付くなら絵描きはこんなに苦労しません…

そもそも模写できないってことは、正確に形をつかめてないってことです。正確に形をつかめない人が筋肉の解剖図を見て、はたしてそれをちゃんと理解できるのでしょうか?

むしろ、中途半端に理解した筋肉の解剖図が新しい思い込みになって、それが上達を妨げる可能性すらあります。

だから模写ができない段階で知識をあてにするのはやめたほうが良いと思うんですね。今はとにかく目の前のものをしっかり観察し、自分の見たとおりに正直に描いてみましょう。

美術解剖を模写すること自体は良い

知識をあてにするのは良くないですが、「筋肉が難しいから筋肉を模写して慣れよう」というのは良いと思います。

人間の身体全体を模写するよりも、一部のパーツだけを模写したほうが観察しやすいですし、美術解剖学資料の中にはパーツ毎の比率をわかりやすく載せてくれているものもあるので、それを模写することで「比率で描くこと」に慣れることができます。

ただ、さっきも話した通り形を覚えようとしてやるのはオススメしません。覚えようとしている形が思い込みによって捻じ曲げられている可能性が高いからです。

というか覚えてもどうせすぐ忘れます。暗記で覚えた単語は受験が過ぎたら忘れるのと同じです。

模写は継続的にやろう

というわけで、模写のコツでした。もう一度復習しましょう…!

模写のコツ

  • 最初に全体のアウトラインを確認しよう
  • 目立つパーツの配置バランスを確認しよう
  • 直線の集まりと考えれば、形を捉えやすい

コツというよりは当たり前のことなので、上手い人は普通にやっているのですが、初心者は意識しないと難しいと思いますね。

少しでも練習の役に立ててくれれば良いなと思います。それでは。

7 COMMENTS

ひど作

いい記事ですね!
先月、ちょうどこの記事に出てるような目測の練習をひたすらやっていたのですが、模写がマシになった気がします!

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藤依しの

一概に下手って言っても、最初からそれなりに模写ができる人と全くできない人に分かれるんですよね。
模写ができなくても、「才能がない…」なんて諦めずに正しいやり方をしていけば上手くなれるはずです!

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匿名

初心者ですが、ノウハウの参考にさせてもらってます。
しのさんみたいな可愛い絵柄も描きたいし、リアル系の絵柄も描きたいので
複数のサイトを色々回ったりしてますが、
開いてまずほっこりするのはここが一番かも。扉絵って大事ですねー。
「模写しかやらないと、模写しかできない人になります!」←これに気を付けようと思いました。
初心者は模写、模写て言われるから模写ばかりしてると自分が何が描きたいのかよく解らんようになってきたりします・・

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藤依しの

ありがとうございます!扉絵作って良かったです
模写は大事ですが、上達に一番大切なのは「ちゃんと資料を見て、描きたい絵を描く」ことだと思ってます。
模写はそのための基礎練習のような扱いがちょうど良いと思いますね。

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匿名

模写はやっぱりすべて合致してないといけないものなのでしょうか?
ほんとすごい方はこれコピーしたのでは?トレスでしょ?レベルでできるみたいですがさすがにそこまでは初心者には無理ですしどちらかといえば全体のバランスに重きを置く感じでいいのですかね?➁のズレなんてしょっちゅうレベルで起きますし模写するとどうも最初に描いたアタリ線を大きくオーバーして最終的には全体が入らなくなる現象に襲われます、時々腕を上げた時の角度すら違うことすらあります、これはもう模写ですらないのでは・・・?と思ったりも、バランス重視にしても今度は体や、顔ぼパーツ、腕、脚の長さの違和感なくすために体の対比を覚えようとか思うのですが途端にやる気がwそこが落書きできる人とできない人の差ですかね・・・?ただ単に描き手の性格の気もしますがw

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藤依しの

できる限り似ているのに越したことはありませんが、完璧に似せようとするとやはりすごく時間がかかって大変です…
デッサンレベルだと数時間から一日かけるのが普通ですからね。

そもそも模写がなぜ重要なのかというと、初心者は基本的に「何となくで描いてしまう」からです。これが絵が中々上達できない根本的な原因なので、模写により「真剣に見つめて真似する」ことで「何となくで描いてしまう」癖を矯正するわけです。
つまり、全く似てなくても「ちゃんと似せようと努力し続ける」限りは少しずつ模写は上手くなっていくので安心してください…!

ただ、あまりに似てないとやっぱりやる気がなくなっていきますよね…
そういう時は模写したあとにトレースをして、正しい線を手を動かしながら確認するのがオススメです!

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匿名

何度か質問させてもらいお答えいただきそろそろ描かない言い訳がなくなってきたのでまじめに取り組む時が来たようですw19日目にトライしようと思います、しかしなんで急にやる気が下降したのか・・・謎ですなぁ

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