イラストレーターの依頼料金・相場の考え方

イラストの相場

しのです。このたびイラストレーターになりました。個人相手ですが。

個人相手とはいえ仕事は仕事、お金もらっている以上全力で描いてます。しかし、この「お金をもらって絵を描く」という行為、今まで趣味で絵を描いていた人にとって、意外と悩むポイントが多い。

その一つが「値段の決め方」。

個人から依頼を受けた場合、相手から「この値段でお願いします」と来ることは少なくて、依頼内容で見積もりしてから、依頼するかどうか決めるパターンが多いです。あまり高くすると「じゃあいいです」ってなるし、安くしすぎても自分のやる気に繋がらない。そのへんのさじ加減がとても難しい…

というわけで、僕の場合を例にとって、値段の決め方について考えてみました。

藤依しのの場合

アイコンなら大体3000~5000円
上半身・立ち絵なら10000円~15000円
背景込みのイラストなら15000円〜

基本的にはこの値段にしています。ただ依頼主様の予算に合わせて値下げすることもあります。

ぶっちゃけると、安いです。相場に対して安いというより、僕の実力がない上にこだわりが強く時間をかけてしまうので、結果的に3日くらいかけたイラストを5000円で提供する。みたいなことがよくあります。

もっと上手くなりたいですね。

時給・日給で考える

じゃあ実際にどうやって料金を決めたか? 方法はいくつかありますが、まずは「時給・日給で決める」方法。一枚の絵を描くのにかかる大体の時間から、いくらもらえばわりに合うかどうかを考えると値段を決めやすいです

たとえば僕の場合。イラスト一枚に大体1週間かかるので、今の目標である月5万円稼ぐには、1.5万円程度で引き受ければ十分に達成できます。

ただ、誰もが一枚にかかる時間を正確に予想できるわけじゃないし、特にこだわりが強い人ほど予想以上に時間がかかったりするので注意です。

難しさで考える

時給の考え方の発展型です。先に要望を聞いて、「その条件で絵を魅力的に仕上げるためには、いくらもらえばわりに合うか?」を考えて値段を決めます。

要望を聞く必要があるので、基本的にはメールなどで直接依頼を受ける場合に限ります。注意すべき点は「キャラの外見などに関する指定」「背景の指定」「小物の有無」「使用目的」です。このへんの条件が複雑であればあるほど、イラストを魅力的にまとめ上げるのが難しくなります。

時給だと決めづらい人はこの方法のほうがオススメですね。

相場で考える

一番無難な決め方です。SKIMAとかココナラみたいなクラウドソーシングサイトで、みんなどれくらいの値段で依頼を受けてるのか調べつつ、自分と同程度の画力を持った人と同じくらいの値段にする方法。

ただ、条件が様々で「ちゃんと要望を聞くのか」「ラフなどの提出や確認はありかなしか」「完成後の修正はありかなしか」なども考えて決めないと、相場だと安すぎるように感じることが多いです。

相手の予算を聞いちゃう

最近よくやる必殺技。外部サービスではなく、メールなどで直接依頼を受ける場合オススメです。

相手にとっても納得しやすいですし、こちらの提示した値段が高くて「考えさせてください💦」と引き下がられるよりは、あらかじめ予算を提示してもらって「その値段であればこの条件でお引き受けしますがどうしますか?」と代案を出すほうが、依頼を受けられる可能性は上がります。

値下げしても良い条件

というわけで、以上が僕の値段の決め方です。ちなみに上で話した通り、予算を聞く方法だと、「想定していたより値段が安いけど、他の依頼もないしできれば引き受けたい」みたいな状況もあります。

そういう時、僕は条件付きで引き受けてます。たとえばこんな感じ。

・手を抜く(細部が雑でも許してもらう)
・服装や小物の色やデザインはこちらで決める
・ポーズやトリミング範囲はこちらで決める
・背景なし
・次回の依頼も自分に回してもらう
・宣伝してもらう
・制作過程や制作物の公開を許可してもらう

特に「服装や小物のデザイン変更」「制作過程の許可」はよくやりますね。

ネット上にはこれだけ絵を描ける人がたくさんいるのに、わざわざ自分を見つけて依頼を持ちかけてくれたわけです。なるべく引き受けてあげたいのが人情。それに僕はクリエイターとして活動している方の依頼は基本断らないスタンスです。というか断れる立場にない…。

今回は同じような絵師の方々の役に立てば良いなと思い、値段の決め方をまとめてみました。参考にしてくれると嬉しいです。ではでは。

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4 COMMENTS

匿名

さいとうなおきさんの動画(https://www.youtube.com/watch?v=Wqf4hjX2p0I)でも触れられてましたが、稼ぎの面では一般よりも成人向け市場で活動する方がずっとハードルが低いようですね。

しのさんはDL同人などをどう考えておられますか?やはり一般で戦っていきたい気持ちを強く持たれているのでしょうか。失礼な質問でしたらスミマセン

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藤依しの

僕はそんなこだわってないですねぇ
今はかわいい感じの絵が描きたいので一般向けで描いてますが、成人向けの表現力に憧れがないわけじゃないので、裏で練習はしてます。

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匿名

Ipadで作業しているとのことですがパソコンと比べて描きやすいですか?
メリット・デメリットがあれば教えていただきたいです。

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藤依しの

お絵かき製品の中では一番描き味がアナログに近く、取り回しやすいので個人的には気軽に描けます。
ただ画面が小さめなのとPCソフトが使えないので、最初からプロを目指すつもりであれば、PCと液タブ・板タブのほうが制作は楽だと思います。あと、これは液タブも同様ですが、基本下を向いたまま描く形になるので長時間作業してると首が痛くなります…

ちなみに、applepencilが使えないタイプのiPadだと描き味がかなり落ちるので、その場合は素直にPCで作業したほうが良い気がします。

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