制作過程と解説 タシュケント&ルマラン

メイキング解説

遅れましたが、あけましておめでとうございます🙇‍♀️

さて今回はこちらのイラスト、アズールレーンのキャラクター「タシュケント」「ルマラン」です(新年感0でごめんなさい

タシュケント&ルマラン

今回はふたたびアニメ塗りに挑戦しました。
動画は撮ってないので途中絵で解説します。その代わりと言ってはなんですが、psdファイルはFANBOXの支援者様全員に公開いたします↓

https://fujii-shino.fanbox.cc/posts/1765780

ではよろしくお願いします。

キャラデザ

今回は二次創作なんですが、ちょっと衣装を自分で考えたくて、軽くキャラデザをしてみました。多分はじめての真面目なキャラデザです。

キャラデザ

ネグリジェを着せたかったんですけど、ただ着せても本人感がなくなってしまう気がしたので、デザインに若干オリジナルの要素を入れてそれっぽくしてます。ちゃんとキャラデザしたおかげで、ラフを描きながら迷うことがなくなる点は良かったかなって思います。

版権キャラでキャラデザする人は少ないと思いますが、オリキャラ考える練習にもなるので、やってみるといいかもですね。

構図案

キャラデザに続き、今回はなんと構図案まで出しました。

構図案

すげぇプロっぽい(他人事

でもこの時点での構図の良し悪しは素人の自分にはさっぱりです…。プロは凄いなぁと思いました。ただ何となく、向かい合って寝る構図が一番無難で見栄えが良い気がしたので、右上のものを採用しました。

最初に考えた構図をあれこれイジると、どうしても「基本形」に縛られてそこから離れた案は思いつきづらいですが、こうして複数案を出すと「予定とは違うけどもっと良い構図」とかが見つかったりするので、良い方法ですね。

ラフ

続いて構図を元にラフを描きます。

ラフ

僕の悪い癖で、この時点でちゃんと顔とか描き込もうとしちゃうんですが、これやると中々先に進まないので、もっと雑に終わらせることをオススメします。
それよりも、腕や身体のポーズが自然かどうか、髪の流れが無理ありすぎないかを気にしたほうが良いです。

僕はよく、全体の見栄えのために変な部分に手を置いたり、髪を流したりしちゃうことがあるんですが、あとあと「ここに置くとデッサン的におかしいけど、デッサンを直すと見栄えが悪くなる」みたいなジレンマに陥ったります。

カラーラフ

ラフだけだとイメージできないので、今回も色を塗りました。

基本は下塗りをして、上から乗算などで塗り重ねていきます。
上手い人はピンポイントで最適な色を乗せられますが、僕はそんなことできないので、めちゃくちゃ色んな色を置いたり調整レイヤーを重ねたりして「良い感じ」になるまで塗りたくります。

カラーラフ

人にもよりますが、僕は「遠目に見えてイラストとして見栄えがよくなるまで」色を整えます。これをやっておくと、最悪清書に失敗しても厚塗りでラフと同じ色を使えばそれなりに見えるので、多少は安心できます。

下書き

今回はここからちょっと特殊なことをしました。アニメ塗りをするためにかなり迷走しましたが、動画がないので文章でしっかり説明したいと思います。

まず、下書きですが、今回は身体のポーズだけ描きます。

下書き

髪の毛とかって線だけで形を整えても良いか悪いかすら判断できないんですよね…なので、とりあえず身体だけ線で描いて、その他の部分には直接色を置き形を探ります。正確にはカラーラフを切り取って、髪の毛や服のアウトラインを作りました。

下書き

片目がなかったり、指の形が雑だったりしてますが、これでどう線画を描けば良いかイメージしやすくなりましたね。

線画

やっと線画です…先程の色付き下書きを透かして、線を描きます。今までより、髪の毛や服がちゃんと描けてる気がしますね。色を塗ったかいがありました。

線画

まぁ最終的には、ここまでやって描いた線画を後々上から潰すんですけどね。根本的にアニメ塗りが向いてない説あります。

下塗り

アニメ塗りといったら下塗りですよね。僕はこの工程があまり好きじゃありません。ただ苦手意識持ってても先に進まないので無心で塗り分けました。

下塗り

悪くはないですね。ちなみに一部の線は先に色をつけてます。そのほうが何となく見栄えよくなってモチベ上がる気がしたので。

影・ハイライト

上手い人は、サッと影をつけてパパっとハイライトを入れ、あとは反射光とか入れたりして一気に魅力的に仕上げたりしますが、そんな上手くはいかなかったです…

今回は、下塗りのレイヤーにまとめて乗算で影を入れたんですが、僕は肌とか服とか影の色を分けるタイプなので、まとめて描こうとするとかなり苦労しました。psdにはその跡ががっつり残っています。

色塗り

一気に塗るのってかっこいいですが、これができるのは最初からほぼどう塗れば魅力的になるのがわかってる経験豊富なプロだけだと思いました…

背景・仕上げ

今回一番苦労したところです。なんかもう、全体的に見栄えよくするのも難しいし、キャラと背景を馴染ませるのも難しいし、単純に風景描くのも難しいし、全部苦手です…

あまりに難しすぎて、ほとんど背景を描きながらキャラやエフェクトなどの最終的な仕上げも同時にやってた気がします。ちゃんとラフを作ってたにもかかわらずこれですよ。だから絵ってのは大変なんだ…

とりあえずわかったのは、後ろにあるものを暗く、前にあるものを明るくするとそれとなく奥行きが出るということ。

before
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after
after

ぼかしなどで光を表現するより、なぞのキラキラエフェクトや強い反射を描いたほうが、イラストとしては見栄えがよくなるということ。

before
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タシュケント&ルマラン
after

このへんですかね。なにはともあれ、なんとかそれらしい形にはなったと思います。

反省会

とりあえずわかったのは、アニメ塗り辛いってことです(涙

最初は念入りに線画とか描いて下塗りして、綺麗に見えるよう乗算で影を塗ったりしたわけですけど、結局最後のほうは「綺麗に描こうとする」のが億劫になって直接上から色置いたり線画描いたりしてました。

というか、今更ですけど「線画が綺麗だから絵が綺麗に見える」とか「細かく描かれてるから綺麗に見える」というわけじゃないなって思いました。やっぱり構図とか、色使いとか、そういうほうが大事な気がします。

僕はそこすら出来てないので、線画だけ綺麗に整えてもうまい絵にはならないというわけですね…。わかってはいたけど、実際に線画に力を入れてみて、より痛感しました。

本当は最初から最後まで厚塗りできれば楽なんですけどね。立体感とかが意識できるようになればそれもできるのでしょうか?

次は厚塗りのやり方について、もう一度考えながら描いてみたいと思います。ではまた。

2 COMMENTS

構図決まらねえさん

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