たまに、絵の練習をはじめたばかり人から「ツイッターに絵を上げたほうが良いか?」聞かれることがあります。
上げるか上げないかはその人の自由ですが、僕は上げたほうが良いと思いますね。
というのも、ツイッターに絵を上げることにはメリットがあるからです。
というわけで、今回は『絵を上げたいけど迷っている人』に向けて、ツイッターで絵を上げるメリットと注意点について話したいと思います!
目次
ツイッターにイラストを投稿するメリット
おそらく、絵を描いているのにツイッターに上げる勇気が起きない人は「下手なイラストを晒す」ことに抵抗がある人だと思います。
しかし、安心してください!
僕は今5000人程度のフォロワーがいますが、その中には「絵をはじめたばかり人」もたくさんいますし、僕も練習中の身なので下手な絵を上げることはそれなりにあります。
下手だろうと上手かろうと、晒す人はさらしているのがツイッターの現状なので、わざわざあなただけ恥ずかしがる必要はないわけです。
それどころか、絵を描いているなら今すぐ投稿したほうが良いと思います。その理由をこれから話していきましょう!
達成感を得やすい
人は自分で決めた目的を果たすことで「やり遂げた!」という充実感を得ることができます。それが達成感なのです。
ツイッターにはpixivと違い、下書きだろうと描き途中だろうと、それどころか練習でさえバンバン上げる風土があります。
そして、ありがたいことにそんな中途半端な作品にも、『いいね』や『RT』をしてくれる方がいるわけです。
本来絵は描き上げなければ達成感を得ることは難しいですが、ツイッターを利用することで途中であってもそれが可能になります。
一ヶ月に一度しか達成感を味合えない趣味と、一日に一度達成感を味わえる趣味では、どちらが長続きしやすいか?
考えてみればこのメリットが大きいことがわかるはずです!
練習している人同士で繋がれる
「下書きでもいいねされるって、それは上手い人だけでは?」と思った人もいるでしょうが、それは違います。
実際、はじめたばかりの下手な人でもいいねされている人はいます。
どうして下手な下書きや途中絵でもいいねされるのかというとは、『絵の上手さ』よりも『頑張っていること』に対していいねをしてくれているからです。
実はツイッターには、あなたと同じように『絵を頑張って練習している人』がたくさんいます。
そういう人にとって、同じ道を志して日々頑張っている人は先駆者やライバルとしての『価値』があるわけです。
お互いに価値があるということは、その間に繋がりができる可能性があります。
勉強やスポーツでも、ライバルや仲間の重要性はたびたび説かれていますが、絵においても「ないよりはあったほうが良い」と僕は思うんですね。
絵を上げるとフォロワーが増えやすい
別にフォロワーが多ければ良いってわけではないですが、絵が広まりやすくなるので少なくても多いに越したことはないでしょう。
神絵師とか目指している人は勘違いしやすいんですけど、実はこれに関しては下手だろうがなんだろうが「絵を描いている」時点で他の人よりも有利です。
特に色付きのイラストは、文字だけのツイートに比べていいねされる確率は上がります。
いいねされる確率が上がるということは、あなたの存在が目にとまる可能性が上がるということ。
つまりこれは、どうでも良い日常ツイートしかしない人に比べて、フォロワーが増えやすいことを意味します。
いずれ公開する予定があるなら、今のうちから絵を公開してフォロワーを増やしても損はしないと思うんですよね。
ちなみに本気でフォロワー増やしたいのであれば、こちらの記事を参考にしてください!
イラストを投稿する際の注意点
初めて絵を投稿する人にとって、不安なことも多いでしょう。
もし注意点があれば、知っておきたいですね。
まぁぶっちゃけ規約に違反しないなら何やっても良いと思うんですけど、気をつけたほうが良いことはいくつかあるので、ここで説明しておこうと思います
反応を気にしすぎるな
ツイッターというか、SNS全般に言えることですが「本来の目的を忘れ、他人の反応ばかり気にしてしまう」という状態に陥るとあなたにとってマイナスです。
どうしてかというと、絵を描くなら時には他人の反応ではなく自分の理想を優先することも必要ですし、SNSだけに時間を使っても『絵を上達させる』という観点からは良いことがないからです。
適度に距離をおくのが良いですね。
僕なんかは、上げた絵のいいね数リツイート数はほぼ見返しませんし、返信(リプ)も称賛や意見・質問以外はいいねだけ付けてスルーしてます。
著作権に注意
ツイッターは自由人ばっかなので、何やっても許される感じがありますが、
著作権に関しては訴えられる可能性があるので注意です。
現状、著作権は親告罪なので権利者がどうこう言わなければ問題にはなりません。
実際のところ、有名キャラの二次創作に関しては活発なほうが結果的に版権元の利益になるので黙認されてますね。
だから、二次創作に関してはそこまで心配する必要はないと思います。
問題はそっちではなく、イラストの模写やトレースに関してです。
こちらは無断転載と間違われる可能性があるので、いくら練習だとしても公開しないほうが無難です。
どうしても公開したい場合は、あえて似せないか、フリー素材を使うのが良いと思います。
無断使用される可能性に注意
投稿する側としては、無駄な争いを避けるため著作権侵害になりそうなことは避けたほうが良いと思いますが、逆のパターンは防ぎようがないです…
つまり、あなたが投稿したイラストを、無断で転載されたり勝手にアイコンに使用されたりすることですね。
一応、これらは私的利用の範囲を超えて違法行為になりえるので訴えることは可能ですが、ぶっちゃけ面倒です。
なので、明らかに自分の利益が損なわれている場合以外は「仕方ない」と割り切ったほうが良いです。
ちなみにツイートの引用に関しては、ツイッター公式が定めた利用規約に則った使い方ですので、違法性はありません。
それすら嫌な場合は、ツイッターの利用は避けたほうが良いかもしれませんね。
もしツイッターを使うなら目的を決めたほうが良い
もう一度言いますが、ツイッターに絵を投稿しようか迷っているのであれば、僕は投稿したほうが良いと思ってます!
ただ、いくらメリットがあるからといって、誰もがツイッターに向いているかというとそういうわけではないですね…
別に公開しなくても、黙々と練習続けられるのであればそれでも構わないですし、公開したら公開したで、「たくさんいいねされてもそんなに嬉しくなかった…」なんてこともあるかもしれません。
なので、もしツイッターに絵を上げるならちゃんと目的を決めたほうが良いです。
- 練習の記録
- 同人活動の宣伝
- 人との交流
- 依頼の募集
などなど、ダラダラ続けるよりも目的を決めていたほうが、SNSに振り回されることもなくなりますし、「向いてないなぁ」と思った時どうすべきか決めるのも楽です。
たとえば僕の目的は「絵の上達記録を残し、これから頑張る人の道標を作る」なので、あまり絵のいいね数やリツイート数は気にしてなかったりします。
それより、絵の描き方や独学について質問をしてくれた時のほうが嬉しいですね。
僕自身、交流したり流行りに乗ったりするのは苦手なので、「ツイッターやっている意味がそんなにないのでは?」と思う時もありますけど、『下手くそが試行錯誤しながら上達していく記録を公開できるツール』として使うにはツイッターが一番楽なので、何だかんだ一年以上続いているわけです。
そんなわけで、もし迷っているならこの記事で話したことをよく考えつつ、思い切って絵を投稿してみましょう!