時間がない中で絵の練習をするなら、ボールペン模写が最適!

ボールペン模写

ボールペン模写

しのです。絵はただ続ければ良いというわけではないものの、やはり継続することは大切です。思えば僕も、会社員として仕事を続けながら、毎日欠かさずやっていたことがあります。

ボールペン模写です。

練習が大切なのはわかるけど、時間がない…

絵を上達させるには、とにかく描くしかない!

とはいえ、イラストは完成に時間がかかって、だんだん継続力が落ちてくる
基礎練習ばっかでも面白くないですよね? それに、仕事や勉強をしながら絵も続けるのってかなり大変です。

そこで僕がたどり着いた答えが『模写』でした。

模写であれば、一応絵のような完成品にはなりますし、
色んなものが描けて楽しいと思ったわけです。

https://dot-launcher.com/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0763-2.png
しのさん

ちなみに僕のツイッターには当時の記録が残っています。

なぜボールペンなのかというと、時間がない中でやる練習としては一番良いと思ったからです。

ボールペンで描くメリット

ボールペン模写に目をつけた理由は、『描き直せない』という制約があるからです。これが矯正ギブスのような役割を果たします。

描き直す癖が減る

描くのが遅い人は、ちょっとでも気に入らないとすぐに描き直します。

この癖自体は、むしろ本気で上手くなるには悪いことではないのですが、時間がない中で絵の練習を続けるとなると別です。

何度も描き直していたのでは、一枚も絵が完成しないまま一週間が終わってしまいます。そんな状態で『絵のモチベーション』を維持するのは困難です…

描き直す癖を減らすことで、『絵を完成させる頻度』を上げることができます。
確実に成果を残すことで、モチベーションを保つのです。

集中力が上がる

描き直せないので、一つの模写に対して真剣になります。

気を抜くと適当な絵が完成するので、
髪型はどうなのか、服はどうなっているのか…普段気にしないようなところまで見れるようになります。

時間がない中では、とにかく数十分の間だけでも、全力で絵を描くことが大切
ボールペンで描くことで、嫌でも全力になるわけです。

バランスを見る癖がつく

集中力と同じくらい大切なのが、バランスを見る力です。

ボールペン模写では集中すればするほど、その部分はうまく描けるのですが、
いざ描けた絵を見てみると「一部分だけやたら大きい」とか、「ポーズが重力を無視していて辛そう」とか…。そういうのがよくあります。

これが鉛筆であれば、後から消しゴムで消して再調整…ということになるのですが、ボールペンではそんなことできませんし、描き直す時間もありません。

描きながらバランスを見ないと、まともな絵が描けないので、必然的にバランスを見る癖がつくわけです。

やり方

模写対象を決める

まずは、模写対象を決めます。
イラストでも写真でもなんでも良いです。

ポーズをとる女性

今回はこの写真を模写してみたいと思います。

好きな場所からボールペンで描く

描きやすい場所から、模写してみましょう。

ボールペンで模写してみる

線を引くのに慣れていないなら、ゆっくり落ち着いて、
少しづつ線を足すようにすると描きやすいです。

ときどき全体を見渡すようにして、バランスを見ながら、完成に近づけていきましょう。

完成!

ボールペンで模写してみる

できました! 大体10分~15分くらいで、一つ模写するのが良いと思います。

僕はこんな感じで、会社に行く前の朝や、帰ってきてからの30分を使って、ボールペン模写を続けていました。

この練習の良いところは、短い時間の中で「ああすれば良かった、こうすべきだった」ってたくさん反省点が出てくるところです。

一回の模写で出てきた反省点は、二回目に気をつけて、また新しい反省点が出てきたら、さらに次の模写に活かす…

https://dot-launcher.com/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0763-2.png
しのさん

上手くなれそうな気がしてきたな…!

全然描けなくても、ちゃんと描けるようになる

当たり前ですが、最初は上手く描けません。
どれくらい描けないかと言うと、これくらいです。

それでも数ヶ月続ければ多少はマシになってきます。

大事なのは一日30分でも続けていく中で、こうやって「少しでも上達している」という実感が持てることです。これは30秒ドローイングなどにはない達成感だと思います。

これがあると、絵は続きやすいです。というか、何をやるにしても三日坊主で終わる人とそうじゃない人の差は、こうした小さな達成感を味わえるかどうかが大きいです。

まとめ

仕事しながら、勉強しながらでは、絵を続けるのは大変です。忙しい人には、時間に余裕がない中でも、『成果に繋がりやすい練習』が必要なのです。

ボールペン模写であれば『集中力』が身につき、続けてれば上達しているという実感が湧いてきます。

会社員や学生で忙しいけど、地道に絵の練習を続けたいという人は、やってみてはどうでしょうか?

https://dot-launcher.com/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0763-2.png
しのさん

ちなみこれは『ボールペンデッサン』や『ペン画』とは少し異なります。
『ボールペン模写』はあくまで『短い時間の中で集中して描く』という目的のために行うものなので、注意してほしい。