いきなりだけど、僕は流行りに乗るのが苦手です。
世間的に流行しているものに乗っかるのも苦手だし、twitterとかのトレンドやハッシュタグに乗っかるのも苦手。だからあまり流行りもののファンアートとか描きません。
なんでだろうね?
たぶんだけど、浮いてることから目を背けたいのかもしれない。
基本的に僕は社交性がありません。で、そういう人間がみんなが盛り上がってる場にいると「そこから浮いている自分」を再認識してしまうような気がして、それを恐れてるんだと思う。
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周りとの温度差がなんか嫌
少し話はそれますが、今「鬼滅」流行ってるじゃないですか。まだ流行ってるよね…?
意外かもしれないけど、僕は鬼滅の刃わりと好きです。
初めてネットで知った時、その時は「鬼滅は光るものがあるな」とかフワフワな評価を受けてた、まだアニメ化もしてない頃だったんですけど、あの独特な画風と人間味のあるストーリーは自分にぶっ刺さりました。
でもこれが世間にウケるとは全く思ってなかった。ストーリー的にはそんな軍を抜いて面白いわけじゃないし、絵柄も独特なのでどっちかというとサブカルでコアなファンが多い作品かなって思ってました。
だから世間にウケた時すげぇ戸惑いました。というか今でも戸惑ってます。
ただ一つわかるのは、今こういう考え方をしている以上、自分は世間とズレてるところがあるなってことです。
周りが盛り上がってるほど盛り上げれてないのが、自分ではっきりわかってしまうというか、そのへんがどうも感覚的に嫌なんですよね。だから僕はトレンドから逃げるんだと思う。
実力差がわかるのがなんか嫌
あとクリエイター側からすると自分の立ち位置がわかるのが嫌ってのもあります。
トレンドってみんなが注目するから、凄い人が我先にと乗り出してきます。絵師だって同じ、その中で影響力が強い人もいればそうじゃない人もいる。その差がはっきり出てしまう。井の中の蛙が大海に出るとどうなるかは明らかという話。
比べなきゃいいじゃないかって思うかもしれないけど、気にしちゃいますよ。人の性です。
一つ他人と比べないですむ方法があるとすれば「最初からトレンドに乗ろうとしない」です。「これ描けばみんなに見てもらえる!」って期待がなければ、別に評価されなくても悲しくはないって理屈ですね。
ただ見方によってはこれは敵前逃亡も同じ。「上に上がりたい」という意志があるならあまり良いことではないかもしれないですね。
無理に乗っても楽しくない
でも、やっぱり無理にトレンドに乗ろうとしてそこまで好きじゃないものを描こうとしても、それはそれでつまらないです。絵は楽しむためにあるもんですから。
僕は結構好みの幅が狭いので、トレンドの作品とかキャラクターが、デザイン的にはそんな好きじゃないってことがよくあります。そんな状態で描いても、満足いく絵は描けないと思う。
だから結局のところ、そこまで興味のないものに無理に乗っかる必要はないのかなって気はします。少なくとも楽しむことを目的に描いているのであれば。
トレンドには戦略的に乗るのが良いと思う
ただ、いつかはトレンドに乗る時も来るかもしれない。
トレンドに乗れば人に見られる機会も増えますし、それが評価につながることもある。絵は評価されなきゃお金にならないので、絵を描きながら生きたいならそれは必須です。
なので、僕がトレンドに乗り始める時が来たとしたら、それは多分「評価を得るための戦略の一つ」になるんだと思う。
まぁでもトレンドってついていくのが面倒なので、できればもっと自分に向いている方法を見つけたいですね。そう考えるとやっぱブログは自分に向いている気がします。こういう記事も書くの楽しいですからね。
最近放置してますが、ちょっと色々画策してるので長い目で見てくれればなと思う。ではでは。