『おかずサーガ』フリーゲーム溢れるテイスト、個人開発の夢を感じさせる意欲的な一作

スマホゲーム『おかずサーガ』をプレイしました。

 

tama
tama

またわけわからんゲーム持ってきたわね

sima
sima

フリーっぽいシナリオのゲームだそうです

tama
tama

…いや本当にわけわからん

 

まるでガラケー時代までタイムスリップしたかのような雰囲気が魅力

ゲームを開始すると意味不明なプロローグと共に、広大な世界に投げ出されます。

何をするまでもなく『チュートリアルはすでに終えたよ』と告げられる斬新な操作説明。

そして実際になんら複雑なところはなく、大体普通のソシャゲみたいな感じ。まさにこの一言でこのゲームの説明は片が付いてしまいそうです。

 

ストーリーはあってないようなもの。とりあえず近くに魔物がいるからと、見知らぬ主人公に討伐をお願いする図々しい姫様や、「うおー!やっちまえー!」のようないまどき子供向けゲームでも滅多に聞かないレベルの雄叫びを上げるモンスターたちなど、『フリーっぽいシナリオ』というキャッチフレーズに恥じない、素人感あふれる物語が魅力です。

 

tama
tama

それは魅力と言っていいのだろうか…

sima
sima

意識してるかは不明ですが、ここまでくるとむしろ
外見で誤魔化した中身空っぽの、出来の悪いシナリオを皮肉っているようにも感じてきますね!

 

そして見てください。フリーゲームどころか、ガラケー黄金時代まで逆戻りしてしまったかのような雑なキャラ達

良く見ると顔が大体コピペなのが面白い。しかし髪型でちゃんと個性を出してるのでセーフです!

ちなみに『おかずサーガ』の名の通り、キャラ名は全ておかずの名前です。

 

そして敵も基本的にはおかずや食材で統一。

擬人化ゲームっぽさを醸し出しておきながら、元ネタを完全に無視する敵さん達にはつい口角が上がります。

とはいえ若干似せようとする努力はしているらしく、色合いがカテゴリが似ているものを選んでいる模様。

 

ゲームシステムの作り込みはしっかりしている

システムとしてはいたって普通のコマンドRPGです。

特筆することは、戦闘中に技を習得する閃きシステムや、賞味期限ポイント(SP)くらい

賞味期限はHPが0になると1減り、賞味期限が0になるとキャラロストになります。

 

おかずという題材から連想される賞味期限というシステムを持ってきたことは面白いですね。

とはいえ、操作説明が少ないことと、システム自体が少しわかりづらいことで地味なものにとどまっていることは残念です。

 

特筆すべき点はないものの、逆に言えば普通に遊べるRPGとして上手くまとまっています。

ゲームの難易度も簡単すぎず難しすぎず、ちょうど良いと思います。

 

ただ本当に普通のRPGです。前述のとおり、このゲームの本質的な面白さは二つ

・わざとらしいほどの手抜き感
・のわりにはまともに遊べる普通のゲーム性

 

tama
tama

普通のRPGなら今更あえて遊ぶまでもないのでは?

sima
sima

まぁそうですね、それでもレビューするのは”このブログのゲームレビューの特異性”に関係しています

このゲームから学べること

私が普通のゲーマーと違うのは、”ゲームを楽しむ“だけではなく”ゲームから学ぶ“ことを重視している点です。

それは王道のゲーム性だったり、斬新なアイデアだったり、はたまた思想だったり…

で、このゲームをやって私が思ったのは「ゲームはあくまでゲームであり、キャラBGMストーリーはその飾りという見方もある」ということ。

 

特に開発素人はとにかく完成度を高めようと、キャラデザからBGMからストーリーまで気合を入れようとする傾向がありますが、別に手を抜いてもいいし極端に言えば全部フリーだっていい。

 

いや何も積極的に手を抜けというじゃありません。

要は「お前は一体何を作ろうとしているんだ?」という話です。言うまでもなく、開発者が作るべきは”作品”ではなく”ゲーム”です。最低限ゲームとしてまともに遊べなければ元も子もありません。

 

だからこのゲームに対して、私は「ゲームの基礎部分をしっかり作り、それ以外は手を抜くことで逆にインパクトのある作品として仕上げた」ような印象を受けました。

ある意味この姿勢は小規模・個人開発者にとっては理想的な姿勢だと言えるのではないでしょうか。

 

総評

キャラやストーリーに見られるわざとらしいほどの手抜き感

のわりにはまともに遊べる普通のゲーム性

そんな個人開発の夢を応援するかのような意欲的な作品ですが、あくまでゲームに対する評価としては「いたって普通のコマンドRPG」でしかないと思います。

 

ゲーム部分を重視するからこそ、他のゲームにはあまり見られないような独自性をしっかりアピールするべきですし、むしろその独自性を中心にゲームを作る方がゲームデザインのはっきりしたものが出来上がるはずです。

このゲームには、その独自性と洗練されたゲームデザインというものが見受けられませんでした。

私にとって残念なのは「賞味期限」というシステムが地味なこと。ここさえ煮詰めることができていれば、もっと良いゲームになっていたでしょう。

 

とはいえ、何度も言う通りバトルだけなら普通のRPGとしては楽しめます!

sima
sima

気になった方はぜひプレイしてみてくださいね!

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ゲーム紹介
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